福満園は、味にこだわった本場四川料理とともに、上海、福建、湖南料理など(※店舗によって異なります)が味わえるお店です。
→★詳細は以下「中国料理分布図」の欄ををご参照下さい。
四川料理は辛いことでとても有名ですが、本場の四川料理は単に辛いだけではなく独特の旨味があります。 その味わいを作りだすためにハッとする辛さの四川唐辛子の「辣(らぁ)」、痺れる辛さが特徴の中国花山椒の「麻(まぁ)」などに加え、独特の旨味を醸し出すための数多くの香辛料を使用しているのが特徴です。
【四川唐辛子】
中国語では辣(らぁ)と表し、別名「朝天辣椒(ちょうてんらぁじゃお)」という四川料理には欠かせない、ハッとする辛さを出す唐辛子です。、中国語で「朝」は向かうという意味で、「天」は空を表す言葉。 つまり空に向かって育つ唐辛子ということで「朝天」と呼ばれています。大きさは日本の小さいピーマンより一回り小さくした大きさで、辛さと強い唐辛子の香りが特徴です。
【中国花山椒】
中国語では花椒(ほぁじゃお)といい、麻「まぁ」と表します。
日本の山椒と同様に、舌がピリリと痺れるような辛さを醸し出す四川料理には欠かせない香辛料です。四川料理では一般的に上記の「四川唐辛子」辣(らぁ)と合わせて使われることが多く、料理名に麻辣(まぁらぁ)と表記されている激辛の四川料理には、必ず使用されているものです。
【中国四大料理の一つである四川料理】※全店舗でご提供
四川料理は、雲南、四川地方など中国の内陸部で発達してきた料理です。 この地方には大きな盆地があり、豊富な農産物に恵まれています。 内陸性気候で寒暑の差が激しいこの地方は、食物の保存や貯蔵法が大変発達しており、日本で有名な搾菜(ザーサイ)も、この地方の特産です。 また、その気候に合わせて調理に変化をもたせるため、香辛料や薬味を多く使用しており、濃厚な上に刺激の強い味付けが特徴となっています。
代表的な料理としては、四川唐辛子と中国花山椒を使用した陳麻婆豆腐や水煮牛肉などがあります。
【国際色豊かな中国四大料理である上海料理】※新館にてご提供
上海料理は、上海とその周辺の蘇州、杭州、揚州など中国東部に位置し、海に近く川や湖が多い地域で発達してきた料理です。 新鮮な魚介類が豊富であり、中国の米の大生産地でもあるこの地方には、海産物のほかに、米を材料とした料理が多いのも特徴です。 また、国際貿易港として有名な上海の料理には、国外の優れた調理法が取り入れられており、素材の色合いを考慮した盛り付けもその一つです。 上海料理の味付けは、その地域にもよりますが、比較的濃く、油っこく、砂糖の使用が多くて甘みの強いのが特徴となっています。
【沖縄料理のルーツといわれる福建料理】※本店にてご提供
福建料理は、上海近くの中国東部福建省を中心に発達してきた料理です。 この地域は、海や川に面しており、新鮮な魚介類が多くとれる場所です。 また、台湾に隣接しており沖縄とも近いため、この味が海を渡って伝えられ、沖縄料理に多くの影響を与えたとも云われています。 福建料理の味付けは、タケノコを醗酵させたものや、小魚エキスなどの独特の調味料が加えられており、あっさりとした素材の味わいの中に、それらの強い風味が加えられているのが特徴となっています。
【四川料理をしのぐ辛さが特徴の湖南料理】※別館にてご提供
湖南料理は中国四大料理(北京、上海、広東、四川)に次ぐ第五の料理として最近脚光を浴びています。広義では四川料理に含まれますが、その味わいは四川料理を凌ぐ辛さといわれ、食の起源と云われる「医食同源」を日常の生活の中で実践している料理といえます。 湖南地方は海に面していないため、素材の保存が利くよう漬物や、辛味を付けるなど、香味、辛味、酸味が特徴的となっています。 また、湖南省は故毛沢東主席の出身地としても有名です。